回遊式の和風庭園(南あわじ市倭文)⇒
2006年6月22日
新規の庭園工事です。
ちょうど工事中だった鎧塀がとても立派で(瓦も本葺きです)、それに負けないようにと頑張りました。
以前ウチで働いてくれてた職人さんの知り合いのお家ということで、この辺にこの庭木、といったおおまかな配置はその方がやってくれてます。
この庭の見所のひとつが地元の加工してない自然の形の飛び石。やっぱり自然の形は素晴らしいです。こういう天場が平たい石はそもそもあんまり数がないので、今日日これだけ揃えようと思ってもなかなか揃わない(写真には写ってない築山の反対側にも敷いています)。石屋さんにかなり無理を言って用意しました。
袖垣と手洗い鉢、屋敷の角のイトヒバ(スイリョウヒバ)は曲のついたものを植えています。
山の中の一軒家でバックの竹薮、山々もいい借景です。
奥の立ち石(これはかなり大きいです)とマキの差し枝。ちょうどいい具合に収まりました。
灯篭類は新品であんまり真っ白だと目立ち過ぎて落ち着きがないこともありますが、ここでは塀の白い壁の色とうまくマッチしてて美しいです。
↑着手前の状態。
こちらは工事後の様子。
上の着手前の写真と比べて下さい。
いい庭木が入ると屋敷がより豪勢に見えます。
これは工事から1年半後の様子。
松竹梅です。
竹は根が広がらないように囲いの中に植えつけています。
自慢の黒松。枝を分けて遠目からでも松だと判るいかにも松らしい姿に仕立てるのがウチの手入れの特徴です。