御簾垣の坪庭(洲本市本町)
2008年2月26日
(株)欅田タイル店様よりご紹介で新築のお家の新規作庭です。
まずは門扉を入った玄関前の庭です。
御簾垣をバックに落ち着いた雰囲気に。小さなスペースに和の自然をまとめました。
目隠しの御簾(みす)垣は黒竹(人口竹)で渋く。今風の建築の外観にもマッチしているかと思います。
先に完成した門の中の坪庭は自然の景観のイメージ。一方、街中の道路からよく見える駐車場の庭では、変化を狙ってモダンな光景を目指しました。
蹲(つくばい)の役石はコーナー状になった磨いた御影石。かなりモダンです。実はこの石、昔この家のお爺さんが経営していた銭湯の浴槽に使われていた御影石。以前の屋敷でも花壇の縁石として利用されていましたが、この庭でも蹲のほか、灯篭の基台や植栽の仕切りとして活躍してもらいました。他の灯篭と庭石類も以前の屋敷の庭にあったものを利用しています。