国の登録有形文化財(建造物)田中家住宅主屋の庭

2008年3月3日

賀集07-02
 田中家は淡陶社(現「ダントー」)の設立に参画し、淡路島にタマネギや酪農を普及させたことで知られる名家。その築山の庭園は『兵庫県の日本庭園』(神戸新聞総合出版センター)にも紹介され、個人所有では淡路島最大とも言われる見事な庭園でした。
 この庭は、家屋の改築、造成、国の登録有形文化財(建造物)の指定などと合わせて、築山の庭園を解体し、母屋の北側に移築したもの。
 陶芸家である現当主のアイデアで、「心」の字を意匠化して庭のレイアウトにしています。
 家屋の改装に携わった建築家の方も入って3者で意見を戦わせて(?)デザインを決めていきました。
  
賀集07-03
 工事から約1年後の様子。美しい苔(こけ)は庭主様の細やかな管理の賜物。
 低木・地比類などを除き、樹木、庭石、灯篭はすべて旧庭園から移動。樹木は工事の1年前から根回しをして移植の準備をしました。
南あわじ市庭園07-03
 カイヅカイブキの株元。隣のシンパクも株元に古木の特徴が。こういう横に広がるような仕立ての木はなかなかありません。
つくばい
 蹲(つくばい)は穴を加工したのではない貴重な自然の手水鉢。飛び石はかつて碾き臼に使われていたもの。この庭であらたな歴史を刻みます。
南あわじ市庭園07-01
 
 縁先手水鉢は古くからの大きなお屋敷ならでは。筧(かけひ)を新調して水音も楽しめるようになりました。

淡路の伝統的木造住宅の前庭(南あわじ市榎列)⇒

2008年2月27日

榎列06-03
 淡路の伝統的な木造の屋敷の前庭です。
 敷地の奥に車を入れるために写真手前の部分はそのまま土の状態で残してあります。農家の家ではよくある空間のとり方で、この手前の部分は通路です。
 昔は庭に築山を作るために高く盛り土をしていました。そしてこの通路の部分と庭との境は土止めに腰の高さくらいの崩れ石積みにすることが多かったのですが、最近はこうした作りの庭はちょっと仰々しいと思う人が増えてきたように感じます。この庭でも打ち合わせの際そうしたお客様からお話があったので、ごく低く土を盛ってやわらかい・やさしい感じの庭にしました。そしてこの写真の向きの側でも自然な勾配でそのまま下ろしてくるようにしています。
 本来は、こうした庭は座敷~くつ脱ぎ石に座って見るように作るものですが、実際の生活においては上の写真のような目線で見る(他人に見られる)ことも多いです。通路の土の部分に庭が自然にとけていくように、こちら側から見ても同じく「やさしい庭」として見られるようにしました。
 この位置からでも庭に迎えられているような印象になっているかと思います。
榎列06-04
 庭の中側はオーソドックスな作りに。飛び石の途中に延べ石を並べて変化をつけました。
 砂利敷きは自然な色合いの小粒の錆砂利です。錆砂利の下には防草シートを敷いて雑草を抑制しています。
 雨に濡れた庭石が落ち着いた雰囲気を作ってくれています。

御簾垣の坪庭(洲本市本町)

2008年2月26日

洲本07-01坪庭
 (株)欅田タイル店様よりご紹介で新築のお家の新規作庭です。
 まずは門扉を入った玄関前の庭です。
 御簾垣をバックに落ち着いた雰囲気に。小さなスペースに和の自然をまとめました。
洲本07-03竹垣
 目隠しの御簾(みす)垣は黒竹(人口竹)で渋く。今風の建築の外観にもマッチしているかと思います。
 先に完成した門の中の坪庭は自然の景観のイメージ。一方、街中の道路からよく見える駐車場の庭では、変化を狙ってモダンな光景を目指しました。
洲本市本町07-04
 蹲(つくばい)の役石はコーナー状になった磨いた御影石。かなりモダンです。実はこの石、昔この家のお爺さんが経営していた銭湯の浴槽に使われていた御影石。以前の屋敷でも花壇の縁石として利用されていましたが、この庭でも蹲のほか、灯篭の基台や植栽の仕切りとして活躍してもらいました。他の灯篭と庭石類も以前の屋敷の庭にあったものを利用しています。
水鉢

花木とグランドカバープランツの和風庭園(南あわじ市賀集)

2008年2月24日

2008賀集01-01
新築のお家に合わせての更地からのお庭の工事です。
2008賀集01-05
コンパクトなスペースに和風庭園の要素をぎゅっと凝縮。
苔(コケ)にセイヨウイワナンテンや斑入りの下草をあしらって明るく仕上げました。
2008賀集01-03
ハナミズキ、ヤマツツジ、ツバキなどの花木を楽しむスペースです。写真で咲いているのは白花のヒラドツツジ。
2008賀集01-04
こちらは庭の全景。入り口が狭く人力での搬入がちょっと大変でした…。センターに見えるのはハナミズキ。中央の土のスペースにはこの後に玉砂利が敷かれました。

[番外編]ブルーベリー畑にて

2007年9月2日

ブルーベリー畑01
 ウチは造園業以外に兼業農家もやっておりまして、地域名産のタマネギ、レタスの他、ブルーベリーを育てて生食用の果実を淡路島内のスーパーなどに出荷しています。畑はすべてラビットアイ系の品種で約200本が植わっています。
 この写真は出荷のピークを過ぎた8月下旬、畑をウチの息子と姪たちに観光農園っぽく開放した時のもの。残暑厳しい中でしたが元気いっぱい楽しそうに実を収穫して……た、のはちょっとの間だけで、すぐに勝手に園内を走り回ったりケンカしたり…子供とお出掛けするのはホントに大変ですね!お義姉さんご苦労様です。
ブルーベリー畑02
 ブルーベリーは房の実がいっぺんに熟さないので、熟れてきた実から一粒づつ収穫します。これが結構手間がかかるのです。
 まだまだ実がいっぱいついてるように見えますが、実がまばらになると収穫効率が落ちるので、自家製ジャムにする分だけを摘み取って残りは実が残っていても枝ごと剪定します。

(2007年夏)

 
【そらふぁブルーベリーガーデン】としてOPENしました。→観光農園ホームページ
ブルーベリージャムや日本蜜蜂のハチミツの通販ショップです。→通販サイト

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